私たちの歩み

乾土工房の美しい外観と周囲の緑

乾土工房は、神奈川県藤沢市の豊かな自然に囲まれた地で、陶芸家・田中一郎によって設立されました。伝統的な日本の陶芸技術を深く尊重しつつ、現代の感性を取り入れた作品作りを目指しています。この地でしか生まれない、土と炎が織りなす物語を日々追求しています。

ろくろで粘土を成形する陶芸家、田中一郎

工房の名称「乾土工房(かんとこうぼう)」は、「乾いた土が、職人の手と炎によって新たな命を吹き込まれる場所」という意味が込められています。土の持つ可能性を最大限に引き出し、使う人の心に温もりと安らぎを与える作品を制作することを使命としています。

私たちは、一つ一つの作品に「伝統」「革新」「持続可能性」という価値を込めています。古き良き技術を守り、新しい表現に挑戦し、地球環境にも配慮した持続可能なものづくりを続けています。

作り手

乾土工房の主宰、田中一郎のポートレート

田中 一郎(たなか いちろう) - 主宰・陶芸家

幼少期より土に触れ、自然の美と手仕事の奥深さに魅了される。京都市立芸術大学で陶芸を専攻後、各地の窯元で修行を積む。20XX年に乾土工房を設立。日本の伝統的な焼物技術を継承しつつも、現代のライフスタイルに溶け込むような、機能的かつ美しい作品を追求している。特に、釉薬の多様な表現力に情熱を注ぐ。

「土は嘘をつかない。手を動かせば動かすほど、その表情は豊かになる。私の作品が、使う人の日常にささやかな喜びをもたらせれば幸いです。」

土から作品へ

乾土工房の作品は、一つ一つ時間と手間をかけて丁寧に作られています。土と向き合い、伝統的な工程を踏むことで、それぞれの作品に命が吹き込まれます。

陶芸家が粘土を菊練りしている様子

土練り(どねり)

良質な土を選び、気泡を抜きながら均一にする大切な作業。作品の強度と仕上がりを左右します。

ろくろで正確な形に成形される器

成形(せいけい)

熟練の技でろくろを使い、思い描いた形へと土を導きます。指先の感覚が命です。

乾燥棚で作品が自然乾燥している様子

乾燥(かんそう)

ゆっくりと時間をかけて自然乾燥させます。急激な乾燥はひび割れの原因となるため、湿度管理が重要です。

高温の窯で作品が焼成されている様子

焼成(しょうせい)

1200度以上の高温で焼き上げることで、土は堅固な陶器へと変化し、釉薬が美しい表情を生み出します。